獅子踊り自慢

  • 2019.12.10 Tuesday
  • 22:12

 

綱木獅子踊りの笛を吹くようになってから、ほとんど踊りを見たことがない。

曲が難しくて譜面から目を離せないからだ。

笛が止まってしまうと全てが止まるので、間違うことなく最後まで一気に吹き切らないといけない。

太夫達は譜面もない中で全て暗譜していたのだから驚く。

 

9月から三ヶ月かけて念願だった踊り練習用のDVDを収録した。

30数年前に先人達が3年かけて全編収録したビデオが残っているのだが

その中の間違いをようやく修正して撮り直すことが出来た。

今回は装束を着けず、屋内でカメラを固定して撮ったのでどの獅子の踊りも

余すことなく学べるようになった。

 

先日その完成試写会が行われた。

3時間かけて間違いがないか全編確認した。

さすがに全部見切るのは大仕事だった。

一部割愛したり、繰り返しを省いたりしていてもそのぐらいの量がある。

綱木獅子踊りの物凄さを改めて実感した。

 

「関東肥挟み踊り」と「角田中村踊り」の最後に「喰い合い」という曲がある。

隠れた雌獅子を探して雄獅子同士が戦うハイライトシーンだ。

 

何十年ぶりにじっくりと堪能した。その踊りの構成に惚れ惚れした。

とにかく格好が良い。獅子の所作が獣そのものだ。

昔の人の振り付けや演出の素晴らしさに驚嘆する。

笛、太鼓、唄、踊り一体となって盛り上がる。これはひとりでも多くの人に見て欲しい。