NHK まるごと東洋医学SPホントのチカラ 5

  • 2018.12.10 Monday
  • 23:25

                          過活動膀胱を治すツボ刺激
                                       
日本排尿機能学会の調査によると昼間頻尿を訴える人は約3,300万人。夜間頻尿に至っては約4,500万人もいる事がわかっています。
この頻尿をツボの刺激で治している医師が紹介されました。東京都健康長寿医療センター自律神経機能研究室の堀田晴美博士です。

番組では40〜60代女性11人の頻尿を訴える過活動膀胱の方々に協力してもらい、ある実験をしました。
まずは、どのぐらいの頻尿かを確認するために、次のような質問に答えてもらい、頻尿の程度を数値化しました。
┌───────────────────────────────────────┐
Q1朝起きたときから寝るまでに何回おしっこをしましたか                          
│   7回以下 0点 8〜14回 1点 15回以上 2点                                     │
Q2夜寝てから朝起きるまで何回おしっこで起きましたか                             
│   0回 0点 1回 1点 2回 2点 3回以上 3点                                    │
Q3急におしっこがしたくなり我慢できずトイレへ駆け込んだことはありますか     
│   なし 0点 週1回未満 1点 週1回以上 2点 1日1回くらい 3点               │
│   1日2〜4回 4点 1日5回以上 5点                                                 │
Q4急におしっこがしたくなり我慢するまもなく漏らしたことがありますか          
│   なし 0点 週1回未満 1点 週1回以上 2点 1日1回くらい 3点               │
│   1日2〜4回 4点 1日5回以上 5点                                                 │
│ 最大15点中3点以上が過活動性膀胱と判断します。                                     │
└───────────────────────────────────────┘
参加者の結果は6〜13点となり全員が過活動性膀胱と判断されました。この方たちに1日1回5日間、会陰(えいん)というツボを専用ローラーで10回こすってもらったところ、その結果は次の通りで、
前→後
 7→0
 6→0
11→1
 9→1
 7→1
13→2
 6→2   6割が正常化し
─────                                                                     
 9→4
 6→4
11→5
11→9   全員が改善しました。

 

会陰とは肛門と尿道の間にあるツボです。


ここを専用のローラーでコロコロと10回刺激します。たったこれだけでなぜこんなに効果があるのでしょうか?


おしっこを溜めたり出したりする仕組み

 

普段は、膀胱の筋がゆるんでいて伸びるので、おしっこを沢山膀胱に溜めることができます。おしっこがいっぱいになると自律神経の働きで尿意を感じ、トイレでおしっこをする態勢になると、尿道の筋がゆるみ逆に膀胱の筋は収縮しておしっこが出てきます。

 


ところが、自律神経に異常が起きると、尿が十分にたまっていないのに膀胱の筋を収縮させる指令を出してしまうため、頻繁に尿意を感じてしまうのを過活動膀胱というのです。

薬での治療は便秘や口の渇きの副作用があり、治療を続けられない人もいます。

 


会陰のローラー刺激は仙髄からの過剰な排尿刺激を遮断する効果があるため頻尿が抑えられるのだそうです。

人目につかないように、パンツの上からコシコシと爪で掻いても効果はあると思います。ちょっとはずかしい方法ですが、これで頻尿が治るのならもうけもんですね。