恋ダンス

  • 2017.01.08 Sunday
  • 11:33

「逃げるは恥だが役に立つ」と意味不明なタイトルのドラマが話題を呼び、そのエンディングテーマ曲に乗せたトリッキーな踊りが流行っている。その話題に、元参議院議員の田嶋陽子氏がテレビで「退屈だった」「なんでこんな人工知能みたいな男の人にほれるのか」などと、当世の若者ドラマを痛烈に批判していたのを見て私も同感だった。

 

その感想を家内に話したら、「ドラマ見たの?」と切り替えされた。「このドラマの中にはいろんなテーマが盛り込まれていて面白いよ。テレビに撮りためてあるから見る?」と言われちょっと躊躇した。ちらっと目にしたが私にとっては訳が分からなかったし、出演者が最後に手踊りをして盛り上がってるのが何とも気に入らなかったからだ。

 

しかし、家内が見るに値するとして録画していることが気になった。「もしかして自分も田島女史と同じように老化しているんじゃないかな」と不安になりドラマを見ることにした。

 

果たして、ドラマを見終えて「時代は変わったものだ」と驚いた。ドラマの前提やストーリー展開は私の常識を超えていた。「あっ俺古くなっているんだなー。」そう思った。古いことが悪いのではないが、私の仕事からすれば、若い人たちの世界を理解できてないことはまずい。

 

今の日本人は、個人の価値観を尊重しつつ共存するための「しなやかなモラル」を構築しているようだ。スポ根世代の私にとってはそれが歯がゆく感じるのだが、ある意味今の人たちの方が大人だ。

 

我々世代はがむしゃらに理想像に向かって突っ走り、本気でぶつかり合う喧嘩をしてこそ固い絆が生まれ共に生きる勇気がわいてくるのだと思い込んでいる。だからやたらと、若者がマジギレするまで本音をぶつけようとする。それに対して引かれると「かかってこいやー」と吠えてしまう。田島女史のムキになる話し方にそれが現れている。

 

「よし、新しい価値観を理解するために自分の頭を解そう!」そう思って恋ダンスを覚えてみることにした。中学時代新体操をしていたので、踊りを覚えるのには自信があった、、、、つもりだったがイザ始めてみるとちっとも覚えられない。「まずいなー」そこで娘に教えを請うた。大変分かりやすく、楽しくそして根気よく教えてもらった。そこに息子も加わって3人で夜中までかかって最後まで練習した。

 

成る程今の若者は大人だ。飲み込みが悪く途中で諦めようとするジジイにいらだつことなく教えてくれる。教え方もうまい。逆の立場だったらとっくに怒鳴ってやめてしまっただろう。

 

せっかく教えてもらった踊りなのでキレッキレになるまで練習して娘と息子に自慢したい、、、いや一緒に踊って彼らと楽しめるようになりたい。還暦を機に生まれ変わるぞー。