子育てのお手伝い 小児はりの話し

  • 2015.09.11 Friday
  • 01:26


来院した時はお母さんにしがみついて泣いていた子が、「カトーセンセー」と言いながら待合室に入ってくる姿を見るのは何とも嬉しいものです。治療がうまく行ってるのはその様子ですぐに分かります。

子供の診察は待合室で遊びながら始めます。私は子供に関係なく積み木やブロックで遊びながら、お母さんにそれまでの様子を聞いていきます。初めてのお母さんも子供を遊ばせながらの問診なので、リラックスして話してくれます。

子供の警戒心が解けたのを見計らって治療室に誘います。アンパンマンやバイキンマンも一緒です。夜泣きは子供のストレスが原因しているので、問診の中で原因探しをします。 

さらに治療室では安全を確保して子供の好きにさせ、お母さんと一緒に子供を観察し日頃困っている事の解決策を考えていきます。
コツは、「遊びで子供を誘導する」です。まだ分別のない子供に「あれダメ、これダメ」と躾けてもうまく行きません。それより良い行動を遊びに変えて楽しくやらせてしまうことです。それを習慣化できればもう理屈は要りません。実際に私がやってみせることでお母さんも納得するようです。

最近子育ての素晴らしい本を見つけました。フレーベル館から出版している「ていねいなまなざし」でみる乳幼児保育です。東京家政大学ナースリールームの井桁容子さんが書いています。子育てで悩むお母さんにはお薦めの本です。人はどう育っていくのかを細やかな視点で丁寧に解説してくれます。読んでいるだけで心が温まり育児の楽しさを教えてくれる名著です。